
Chaka Khan
♪ through the fire ♪
ちょっぴりほろ苦い昔の恋
あの人は今どうしているだろうか・・・
遠き日の思い出が蘇り
年をとると回想に耽ることも増えるとか増えないとか
あの頃は良かったなぁ~と昔話をつまみに飲み明かす
しかし過去を懐かしめど
今を嘆くなかれ
この瞬間こそが生きている証
過去に生きているわけではないけれど
古い感情を引き出してこれるのは人間だから出来ること
思い起こさせてくれる事にもありがとう
ノスタルジー
この手の感情と向き合うのは楽しい
突如 幼い頃の遠い夏の終わりを思い出した
祖父は農業を営んでいたので
私は学校帰りに祖父母のいる大きな畑に寄り道をしてよく帰ってきた
ジャガイモやトウモロコシ
祖父はその日に取れた新鮮な野菜を私の帰宅時間に合わせ
よく暖かな納屋の中で茹でてくれていたものです
その甘さ
ジャガイモはもちろんのことですが
祖父の温かさ 愛情 慈しみ
ジャガイモの甘さをはるかに超えた何かがそこにありました
この思い出がふと蘇ってきた途端
胸がぎゅーっと締めつけられ
その直後に随分と前に亡くなった祖父への感謝や愛 喪失感と満足感が一気に溢れ出てきました
まるでjuicyな果物を絞るように…
そしてその後に残ったのは温かな記憶と爽やかでゆったりと落ち着いた感情
自己肯定が起こるような気がします
過去の私
現在の私
未来の私
どの段階にいようと私という存在には変わりはありません
ただノスタルジーを感じることによって
自己肯定感や満足感を得ながら3つの段階の私が一つであると実感できるような気がします
科学的根拠はないのであしからず
私たち人間はサットバの質が高く
思い 想像し 考える力を持ちます
故にそれに翻弄され
パターンを生みだす
気をつけるべきはその習慣
山の木々の色づきが鮮やかに
今年の秋は例年より少し暖かい
散歩のしっぽにはたくさんの赤く色付いた葉
色のコントラストが目に焼きつく十月