優しさは強さ

もうすぐ雪渡り(なんて素敵な日本語!宮沢賢治の絵本の光景が目に浮かびます)の季節だなと感じます

というのも

私の家から祖母の住む家までの間には大きな畑があります

直線距離でいうと約800m

冬の間は雪に埋もれる畑を通ってくることが出来ない為

くるりと遠回りをしなくてはならなくなります

年老いた祖母には大変難儀なことで

冬季間

祖母は「2月頃になれば雪の上を渡って来れるようになるね。かなちゃんちまで近くなるね。」とよく言ったものです

雪国の方はご存知かと思いますが

沢山積もった雪がしっかりと固まると歩いても埋まらなくなります

体重が軽ければ軽々と走り回る事ができて

小さな私が雪原を駆け回る昔の光景を今でもリアルに思い出せます

そんな私の大好きな祖母はもちろんもうこの世にはいないのですが

いつもご機嫌な人でした

感情的になっているのをあまり見たことがありません

怒りという面では皆無です

子供の私には祖母の背後にある苦悩など分かり得なかったのかも知れませんが

とにかく”優しい”という言葉がぴったりの人でした

親密に過ごす事が多かった祖母の愛情や優しさを私は一身に受けてきたような気がします

人に優しくできる時

内側には自分を受け入れられる余裕があります

冷静に自己を見つめれる空間があります

考えは自然と喜びや幸せの感情と共鳴し合い

身体を使ってどんな行動をするかを表します

そんな優しさは強いです

偽りで引っ張り出していない

余計な考えがついていない優しさですから

優しさを無理矢理引っ張り出そうとした時

誰かに優しくした(多くは自分の考えの勘違いから起こりますが)はずが

自分を苦しめたり悩ませる原因になってしまう事があります

本当は自分がしたかった事だけど誰かがそれをしたいと言ったから遠慮したとか

自分には時間がもうないのに誰かのために代わりに時間を割いたとか・・・

この類のものは時に優しさと勘違いされてしまいます

真の優しさは私という自我を超えて

底から汲み上げてくる様に広がるんですね

その優しさこそは無償で利潤などとは無縁

人間に与えられた贈り物です

ご機嫌で利益と無縁に広がる温かさ

白い世界に広がる雪原に

祖母の微笑み

自然の抱擁を感じる雪の日

もう少ししたら雪の上を歩いてみよう

いつか祖母と歩いた雪原を

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