
ピカっと化学反応が起きて
「この人の事が好き」と思う
容姿 雰囲気 声
私のタイプにピタッとハマる瞬間
一瞬で恋に落ちる一目惚れ
優しく降り積もる思いの中で育むものもある
憧れや尊敬の延長線にあるものも
四六時中
彼のことが頭から離れず
寝ても覚めてもふと思いつくのは彼のことばかり
その人は
いつも電車で一緒になる人
道ですれ違っただけの人かも知れない
古くからずっと友達だった人
自分より先を行く人
現時点では何の接点もない人かも知れない
女が男を愛する時
相手に何を求めますか
頼り甲斐のある広い背中
何でも受け止められる厚い胸板
ぐんぐん引っ張っていってくれる大きな手
女性性と反対の要素に惹かれる人がいる中
最近は中性的な人に惹かれる人も多いでしょうね
身体的要素だとこんな感じかな
決断力 安心感 包容力 優しさ ユーモア 実行力 経済力 etc
自分を持っている人 夢を追いかけている人 いつも笑顔で元気な人
内面的要素が増えてくると
もはやこれは男女間の望みではなくなってきますね
あーだこーだ言ったとて
“恋”は突然やってくる
2020年に「Love is blind~ラブ・イズ・ブラインド~」という
米国の大ヒットリアリティーショー番組がNetflixでやっていた
姿・顔を見ることなく声だけで心を通わせ結婚することは可能なのか!?
すごく斬新な提案だと思った!
何せ見た目の第一印象をすっ飛ばす作戦なのですから
お互いのことを知れるのは
壁越しの声と相手の言葉や空気間
見えないからこそ想像が掻き立てられ
自分の中で理想の相手を作り上げる妄想が止まらないだろうなと思った
それはまるで
マスクの下の相手の顔を勝手に想像するのと同じ様にね
携帯の顔認証の如く
私たちは瞬時に自分のタイプかそうでないかを判断している
直観と記憶の二つが作用する1秒以内の出来事
何がすごいって!?
その感覚を持っている人間の機能がすごい!
脳が私たちの考えより先に判断しているのだから
いくら技術が革新的に進化しても
この超知的な創造物を超えることは不可能なのですから
相手が見えない状況下で会話のデートをし
プロポーズから結婚まで行き着けるのかが番組の醍醐味
題名の様に「Love is Blind」=「愛は盲目」になっている
エンターテイメント性抜群な参加者を皮肉な目線で見てしまうのは
何とも滑稽なものです
おぞましいのはライバルを蹴落とそうとしたり
罵り合いの喧嘩に発展するケースがあること
番組の中でもよく見受けられました
ヨーガにはアパリグラハという言葉があります
私たちはこれで満足となかなか思うことができず
様々なものを必要以上に欲します
物だけではなく人間関係までも
自分の欲するものを得たいが為に
他を蹴落としてでも得ようとしたり
自分の欲求を邪魔するものを阻害します
結果それは執着に繋がり
叶えてもらえないことが分かると
嫌悪や怒り
相手への攻撃性に発展します
そして最終的には自分自身への苦悩となります
恋愛関係では
相手への所有欲から
ありもしない秘密を探ろうとする行為や
全てが私に委ねられていると錯覚したり
叶えてくれないと不機嫌になったり
喧嘩になるということが多々ありますね
そもそも私たちは
好意を寄せた人には
優しい目を向け
側に寄り添いたくなるものです
触れるという神聖な行為に結びつき
人間が本来持っている子孫繁栄の役割を超えて
幸せでありたいと願い
人は一人では生きていけないと知ります
恋は温まりやすく冷めやすいというけど
外側の感覚器官をフルに使って感じたのだから
仕方がありませんね
何せ
愛は私たちの根底にあるのですから
恋がきっかけになり
愛に変換される
対象は男性であろうが女性であろうが
ニュートラルであろうが関係ない
魅力的な自分を認めて欲しい
誰もが自分を受け入れて欲しいと願う
その裏には満たされない何かが
自分の中に存在し続けているのでしょう
人を愛し愛されたいのは”渇愛”
そのループを出た時に”慈愛”を見つけるのだろうと思います
春
さまざまな出会いがあります
男性や女性に関わらずとも
一期一会の素晴らしい出会いに恵まれます様に